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プロモーション「プロモーションをしないと恐ろしいことが起きる。」プロモーションをしないと、どんな恐ろしいことが起きるのだろうか? それは… 「今後、何も起こらない。」という恐ろしいことです。 ロバート・リンガーの「カエル跳び理論」のなかでは、このように書かれています。 「誰かが見つけてくれないかなあ。認めてくれないかなあ。注目してくれないかなあ。指名してくれないかなあ。昇進させてくれないかなあ。と、ただ待っているだけなら、起こることはただ一つ、年を取るということだけだ。それだけである。」 考えさせられる深い言葉でした。 売り込みをするということは、ビジネスだけではなく、成功するうえでは欠かせられない重要なことです。 ところが、日本人は売り込みをすることに対して、「そこまでして、偉くなりたくない。」とか、「自分のことばかり売り込みをして汚い。」というように、罪悪感をもつことが多分にあります。 プロモーションについて、どのように思おうが勝手なのですが、最初にお話したように、プロモーションをしないと変わらないことは明らかです。 何の努力もしないで期待ばかりしていても、良いことが起きることは奇跡しかありません。 ビジネスでそんなのん気なことを行なっていたら、大変なことになってしまいます。 商品(サービス)の内容が良いだけでは売れない。プロ野球を見ていると良く分かります。 実力のパ・リーグ、人気のセ・リーグと言われていますが、本来であれば、野球ファンならば強いパ・リーグを見たいはずです。 ところが、現実はというと、強くなくてもスター選手が多いセ・リーグの試合を応援します。 人間心理としては、良く知っている人気ある選手の多いチームを応援したいものです。 ところが、この人気あるチームというのは勝手にはできません。 どうしてだと思いますか? 答えはプロモーションの違いです。 売り込み方の違いです。 大半のセ・リーグ球団の方針というのは、先ず、スター性のある選手の獲得に力を入れます。 選手だけだはなく、監督、コーチも、現役時代にスター選手で人気のあった選手を重要視して獲得しようとします。 これは、試合にお客を呼ぶための作戦です。 プロですから、お客を集められないと経営が成り立ちません。 実際、現在までに、お客が集まらないという理由で、いくつものプロ野球球団がつぶれていきました。 お客を多く集めることで、収入増加になり、また、人気のある選手に高額な契約金を提示し、結果、獲得することができるのです。 読売巨人軍が良い例です。 破格の契約金を餌に、不公平なほど有名な選手を揃えています。 そのことに対して、色々意見がでていますが、結果として、昔も今も巨人軍の人気は球界ダントツです。 野球の試合だけではなく、選手はオフになるとマスコミやイベントなど忙しく出ています。 その出演回数でも、巨人軍の選手は跳びぬけて多くなっています。 球団も選手も、プロモーションの重要性を良く知っているのでしょう。 だからこそ、「巨人軍(の人気)は不滅です。」と、長島元監督が引退の時に言ったのでしょうね。
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