モチベーション
組織の業績を上げるために、個人のモチベーションを向上させることが
重要であることは、誰もが認めています。
それは、
昔と違い、豊かな時代に生まれ育った現代人は、「会社や組織のため」だけにモチベーションを上げる人は少なくなりました。そして、従来ではモチベーションの鍵であった「より豊かな生活=カネ」や「組織内の出世=ポスト」だけで動くことも少なくなりました。
それよりも、「誰かのためになる」、「キャリア形成に役立つ」、「自分らしさが活かせる」など、個人にとって「充実感」、「達成感」、「成長感」のある自己実現的な仕事を求める傾向にあります。
これからの学校が生き残るためには、教職員に自己実現を提供することが必須なのです。
それでは、具体的にどのようにすれば、個人のモチベーションを上げることが出来るでしょうか?
前述したように、いくら素晴らしい目標・計画であっても、上から押し付けられた目標や計画では、表面的には動いているように見えていても、個人がもっている能力の一部分しか出せていないのが普通です。
個人のモチベーションを上げるためには、行動する人自身が自分たちの目標を立て計画を発案する必要があるのです。
そのために考えられたのが、募集担当者を中心に学生募集プロジェクトを組織することです。
そして、プロジェクトメンバーがブレーンストーミング法を用いて明るく自由な雰囲気の中で、アイディアを出し合います。
さらに、プロジェクトメンバーによって、学生募集のための目標を立て計画を発案します。
メンバーが自分たちの頭で考え、目標を立て、計画を練ったのですから、結果を出すための行動にやる気が出て当然なのです。
モチベーションを維持することは難しいのでは?
他人から励まされモチベーションが向上しても、それは、毎日続くことではありません。
大事なことは、自分で自分のモチベーションをコントロールできるようになることです。
そのためには、毎日、仕事に支障がでないぐらいの数分の時間をモチベーションの維持管理のために使う必要があります。
出来れば、朝、出勤してすぐに自分自身にモチベーションというエネルギーを注ぐことが大事です。朝、やる気が出た状態で仕事に取り組むのと、取り組まないのでは、その日にする仕事の能率の差は歴然です。
この時、教職員が自分自身に行なうことは、自分が今までに達成したことを認め自信をつけ、
今まで自己につけていた制限枠を拡大する。そのことによって、「出来る!」と、思うようになることです。
また、日々の小さな成功を「やった!」と、感激し達成感に浸ることです。日本人は、このような感情を外にだすことが苦手な人種ですが、自分だけで喜んでも構いません。
大事なことは、成功を味わうことにあります。
それが、たとえ些細なことであっても成功は成功です。そして、大きな成功は、小さな成功の積み重ねの上にあることも事実です。
「やった!」、「私にはできる!」と、感じてもらうために…
プロジェクトメンバーには、※1「勝利のリスト」、※2
「今日やる!リスト」を実行してもらい、
各自のモチベーションと時間の管理コントロールできるようなシステムを取り入れます。
※ 1「勝利のリスト」とは、仕事面、健康面、家庭面、社会面、精神面、教養面の6分野において、どんな些細なことでも自分を褒め称えるリストを毎日つけるリストのことです。
このワークによって、セルフイメージが大きくなり自信が増しますので、潜在していたアイディアがどんどん出てきます。さらに、アイディアを実行に移そうとモチベートされていきます。
※2「今日やる!リスト」をつけることで、今日1日の目標の優先順位が明確になります。
目に付く場所に置いておくことで、時間管理が自然とされていきます。この「今日やる!リスト」を書くことで、責任をもって今日1日の仕事をすることになります。
そして、リストの項目を達成することで、達成感を日々味わうことができます。
☆ご希望があれば、他にもモチベーションを向上させるためのご提案をさせていただきます。
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