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リーダーの条件1
決断力
決断力がリーダーとしての一番の条件
リーダーの条件として必要なものはいくつかあるのですが、その中でも決断力ほど重要なものはないと思います。
というのは、決断力というのは、本能的なものが強く、
知識を学んだりトレーニングを積んだところで、簡単に身に付くようなものでないからです。
たとえば、鳥が群れをなして飛んでいる場合に、一番先頭を飛んでいる鳥がリーダーだといわれます。
先頭を飛んでいる鳥に、すべての他の鳥が後に付いて飛んで行きます。
鳥の群れが、あちらこちらへと離れて飛ぶことはありません。
必ず、先頭のリーダーの後ろについて行きます。
この時、リーダーだから、先頭を飛んでいるわけではありません。
先頭を飛んでいるからリーダーなのです。本当の話です。
鳥の場合は、地上で餌を食べていても、いつも危険と隣り合わせです。
そんな時に、いち早く危険を察知した鳥が、逃げるために飛び出します。
他の鳥は、その飛び立った鳥を見て、後を追って飛び立ちます。
危険を感じ、始めに飛び立った鳥がいたから、他の鳥も助かることができます。
ですから、鳥など動物の場合には、常に生死が隣り合わせですから、本能的にリーダーの存在を感じるのでしょう。
もちろん、リーダー自身も自分が群れを守るリーダーであると感じているのでしょう。
人間社会の場合も同じです。
直感を信じて決断し実行するひとに、周りの人たちは付いていきます。
これが、中々、決断できない。
行動に移せない優柔不断なひとであれば、誰も信頼しませんでしょうし、後についていくことなどないでしょう。
この時、リーダーと凡人の違いは、ここが大きく違ってきます。
それは、リーダーは、いつどんな状況でも、「どうすればできるか?」と前向きに考えていますが、
凡人では、理屈ばかり言って出来ない理由を並べたて、
いわゆる分析中毒にかかり自身を身動きできなくしてしまいます。
決断できないひとには、誰も魅力を感じませんし、そのひとに付いていこうとも思わないでしょう。
では、「決断」とは、何でしょう。
決断とは、言葉どおりで、決めたなら断固として実行することですが、
ただ決めるのではなく、速く決めることがポイントです。
生死がかかっているようなケースは、少ないかもしれませんが、
ビジネスでは、会社の生死がかかっているようなこともあります。
そのような場合に、決断は一瞬を争います。遅くなっては、最高のチャンスも逃してしまいます。
生きるも死ぬも素早い決断次第なのです。
素早く決めるには、論理的に考えていては無理です。
素早く決めることができるには、直感しかありません。
直感は一瞬で「良いことと悪いこと。」や、「安全と危険」を感じることができるからです。
直感で感じたことを後から論理的に証明することで、自分自身も周りのひと達にも、説明ができます。
リーダーには、周りの人を納得させることができる説明能力も必要になります。
それが無いと、現在の人は動きません。
決断が重要なことは、理解できますが、実際は決断するということには、かなりの勇気を伴います。
そうなのです。決断には勇気が必要なのです。
この勇気は、どこから出てくるのかというと、「正義」や「大義」というものがあるかないかなのでしょう。
あなたが、決断しようとしている事に、「正義」や「大義」がないと、周りにも気をつかい、
「失敗したらどうしょう。」となってしまいますから、自信がなくなって当然です。
普段から、「正義」や「大義」というものを育てていけば、自信がつき、勇気が養われます。
そして、いざ、決断しないといけないときに、その勇気が発揮できるのです。
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